■ 共通

・H 148 mm × W 100 mm のポストカードサイズに仕上げました（持ち手部分を除く）。手に取ったときに持ちやすい大きさでありながら、小さすぎないので描かれたイラストが十分に映えるサイズです。カードをスムーズに引き出すために、中の紙の幅を2mm小さく設計しました。

・紙の厚みも外と中とで異なり、中の紙をより厚くしました。これによりカードを出し入れする際に折れたり曲がったりするのを防ぎ、安定感を持たせることができます。


■ 食べ物（麺）のカード

・カードを引き出して麺を持ち上げると、単語が見えるというデザインになっています。左から順に、ラーメン、冷麺、蕎麦、うどんを表しています。 イラストが何を表しているのかを明確にするために、具材を少し見せるように配置し、麺の太さや縮れ具合、背景や箸の色もそれぞれのイメージに合わせて変えました。


■ 飲み物のカード

・カードを引き出すと、飲み物が注がれる（飲み物の色が見えてくる）デザインになっています。左から順に、ジュース、ビール、焼酎、牛乳を表しており、それぞれに合わせて容器のデザインを変えています。焼酎と牛乳は瓶のラベルに単語を表記したので、中のカードが無地になってしまわないよう、イメージに合わせたデザインを施しました。


■ 国のカード

・飛行機の窓からそれぞれの国の景色が見えるデザインになっています。左から順に、日本、韓国、アメリカ、フランスを表しており、各国を象徴するランドマーク（富士山、景福宮、自由の女神、エッフェル塔）を描いています。各ランドマークが目立つように中央に大きく配置しつつ、飛行機の窓からの視点なので遠近感も意識してデザインしました。


■ 季節のカード

・窓からそれぞれの季節の景色が見えるデザインになっています。左から順に、春、夏、秋、冬を表しています。すべて同じ構造にすることで、木の状態や動物の種類、空の色の変化から各季節の特徴を感じ取れるようにしています。

６ヶ月

Illurstrator

・イラストと引き出す動作を加えたこの単語カードは、構造が故に表現できる単語に制限があると感じました。例えば、感情や動作を表現することは難しいと思います。具体的な物や風景はイラストで表現しやすいですが、抽象的なものは視覚化が困難です。名詞の単語を主とするか、構造自体を改善する必要があると感じました。

・カードは４枚で１セットになっており、それぞれのカードの関係性が分かれば単語の意味も予測しやすくなりますが、１枚単位で予測するのは困難です。セットとなっているカード同士の関係性を明示する工夫が必要でした。